お世話様でございます。 峯村です。
建設業務は現場作業が花形で、皆様が日々目にするのは、家が建っていく様、
道路ができていく様等ですが、
設計、計画に携わる職人さん(コンサルさん)もいらっしゃいます。
建築士さんが大半の建築物等の計画を取り仕切ってくださるのですが、
餅は餅屋なんて言葉の通りそれぞれ役割があります。
土地の区画や境界の確定を行う〔土地家屋調査士〕
土地の形状、開発に携わる〔土木コンサルタント〕
住宅・施設・の計画・設計に携わる〔建築士〕
大きくこの3者がかかわって一番最初の設計が始まります。
発注者の皆様は建築士さんとのお話が一番多いかと思いますが
弊社では、簡単ではありますが、〔土木コンサルタント〕業務もやらせていただいてます。
本当のコンサルタントさんと言うと語弊がありますが、
主だった業務はほかになりますので、腰は重いのですが、
条件さえ合えばやらせていただいてます。
そんな業務の一部を今日はご紹介させていただきます。
※サウンディング試験 状況※

上記写真は土地の強さ・・・地面の硬さと言うかを調査しております。
正確には地耐力検査とか地盤反力測定とか言いますが。
簡単に言うと簡易的なボーリング調査です。
回転するロッドを打撃しながら地中に挿入し、その入っていくときの打撃回数と回転するときの音などで、強さと土質などを測定する方法です。
これは住宅を建てる時にしっかりとした地盤であるか調べる方法です。
地盤がダメな場合、様々な方法で地盤改良工事をおこないますが、その話はここでは割愛いたします。
※透水試験 状況※

上記写真はこの土地に水がどの程度浸透するか調査している写真です。
昨今の宅地開発工事は雨水の宅地内処理についてかなりの厳しさになっております。
そのため、宅地内で雨水の処理ができるかどうかの調査が必要になります。
隣接する排水路への直接的な放流が許可されておりませんので、
住宅地には宅内浸透施設を作成する必要がでてきます。
隣接する水路の容量が市や県の道路排水までしかないのが現状で、民地からの排水までは受けきれないと言う理由が主であると聞いてますが、実は最近は環境問題も耳に入ってきました。
2000年台に入り宅地から流出する排水で一番問題になっているのが実は人工芝だって皆さん知ってましたか??
マイクロプラスチックの流出についての記事を読みましたが、海洋汚染しているマイクロプラスチックの10%以上が人口芝によるものだということです。(%はうろ覚えww)
ここでは詳しくお話しませんが、
ググルとすぐ出てきますので、興味ある方は記事を読んでみてください。
話はそれましたが、このように宅地外へ直接雨水を放流できないので、土地の浸透率を計り、しかるべき設計をし、〔宅地〕を完成させていく必要があります。
そのための検査ですね。
こんな感じで計画や調査業務にも携わらせていただいております。
他に現況測量と言って土地の形状を測量し図面に起こしたり、
造成計画等の相談も承ったりしております。
ほとんどは上記に紹介した調査資料を基に設計をしていくわけですが、中々に骨の折れる仕事です・・・
ほんとに頭使うもんで、、、
本業にするにはまだまだ時間がかかりそうですが、ゆくゆくはこんな事業部もあっても良いかも・・・なんて思ってたり思わなかったり。
いろんな仕事があって難しいなぁと毎回思う峯村でした。。。。おわり
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