Copyright (C) 2018 ㈱マルワ信濃土建. All Rights Reserved.

⑩災害で土木屋ができること、できないこと

 平素、建設業については皆様のご理解ご協力誠にありがとうございます。

 峯村でございます。


 先日、某工務店さんと今回の台風19号の被災地への支援活動をしてきたので、

それについてどうであったかと、弊社の様な土木業者がどのような対応ができるのであろうか、思ったことを書きたいと思います。


 ・・・

 先日、某工務店さんが事業として所有している造成地が被災しました。

 造成地内はすでに2物件の住宅が引渡間近でしたが、1F部分の2m程度水没し、

現在、改修する予定になっておるところのようです。


 こちらの工務店さんの善意にて周辺被災者の災害ごみの一時保管場所に開放し、

それこそ家電、畳、衣類、・・・ETX大量の災害ごみが集積しておりました。


 それを長野市指定の仮災害ごみ捨て場へ片づけて運搬するという作業内容でした。

 現場に到着すると工務店さんの協力会社総出で集合しており、まずその団結力に感動しました。

 

 2m程度の高く積みあがったゴミの山は約400㎡に一杯になっており、この世の物とは思えない景観でありました。

 汚水等流れ込んだのでしょう、ひどい悪臭でした。


 作業開始数十分するとどこからか一般のボランティアの人達が十数人参加してくれて、

正確にはわかりませんが50人程度が一眼になり作業をすすめていきました。

 朝8時から夕方にかけて終わりの見えない作業に思えたのですが、見事皆さんのお力で細かいゴミを残しておおまかに作業が終了しました。

 

 一般のボランティアの人は県外からもいらっしゃっており、聞くと埼玉や千葉等全国から

長野に来てくださっておるようです。


 実を言いますとボランティアでの作業に携わったのは人生で初になります。

初めてこういった作業をしましたが、こんなにもボランティアの人達が多くいるのに感動しました。

 それこそ泥だらけになりながらの作業の中、御年輩の人もいらっしゃったし、細身の女性もいました。若い男性の人もいました。

 我々土木業者ですら嫌がる作業を皆さんが黙々と作業される姿は胸に来るものがありました。


 やっとタイトルのお話をさせていただきますが、

災害当日又は被災地の中心で土木屋ができる仕事は、ボランティアさんが通る国道や市道を開通させたり、災害ごみ集積場の管理、倒木や土砂の一時撤去などしかできないのです。


 こう言った、災害ごみの収集運搬や周辺住宅のお手伝いなどボランティアの人達がいなければ成り立たないと実感いたしました。

 

 今回の災害ごみ収集運搬処分をもし業務として行えば数百万は予算がかかったでしょう。


 思えば被災地での業務は、最初の時期か、落ち着いてきた終盤でしか災害復旧業務を行ったことが無いように思います。

 被災中の中間の作業は我々業者でできることが無いというか、その段階ではないように思いました。


 何かしら災害への対応を行政にてうまく行えるのであれば別ですが、予算や事務的な問題により、どうしてもボランティアさんに負担が行ってしまうのが現状なのではないだろうかと思います。

 

 私たち土木業者として災害については身近に感じてすぐ対応できるように身構えて日々用意をしておるつもりではありますが、こういった大規模での災害は無力感を感じずにはいられませんでした。

 今回の作業は大勢の人の力で大まかに完了しましたが、まだほんの一部です。

 まだ周辺は堆積土撤去、災害ごみの撤去、避難場所の確保など多くの課題が山積みです。


 無責任な言い方ですが、ボランティアの人達の力が必要な状況です。

それは私がシンプルに現場で感じた事なのですが、この人達の手が無ければ復興が成り立たないのを強く感じました。

 

 まだ描きたい事ありますが、語彙力が無いのと終わらないのでブログはここで最後にします。

 まだまだ、復興には時間がかかると思われます。

 被災地の人の健康、ボランティアの人たちのご健闘をお祈り申し上げます。

 何分ご無理なさらず、ご安全に・・・・


 また、私も何かしらの形で支援や微力ではありますが力を出せたらと考えていきたいとおもっております。