㉟ 最近施工した造成工事と、この先の土木工事について思ったこと。

更新日:7月16日



今年もやっぱり暑いですね、、、、、。

空梅雨というより、最短で梅雨があけて、最近じゃ戻り梅雨なんて初めて聞く単語まで出てきて、世のなかどうなっちゃうんだなんていろいろ思ってます。(適当)


さて先日一件の造成工事が終わりましたのでご紹介がてら色々お話していこうと思います。


長野市内分譲工事【竣工】↓

ごく一般的な宅割の分譲地です。

道路後退線もキレイに舗装し(ちゃんと車道の企画)道も広くなり住みやすい分譲地になったと思います。

昨今の分譲地はおおよそ200㎡以下(60坪位)の敷地のものが圧倒的に多くなっております。

お庭を管理すると言う概念が薄れてきているとか、住宅を建てるにあたり最低限あればいい

等が理由ですね。


弊社のように外構工事で樹木や芝をお勧めするには難しい現状ですね。

かと言って狭い敷地内でも上手に樹木や芝を施工されているお宅もあって一概には言えませんが.....。

ここの造成地はすぐ話が来ているようです。

市街地から程よく離れた静かでいいところだったので当然だと思いました。


さてここからちょっとネガティブよりな話をしてみます。

造成工事について最近は未来がどうなっていくか不安でしょうがない思いです。

現在古い団地の過疎化が始まっているのはここ、二十数年騒がれており、

再開発がなんちゃらと色々言われておりますが、現実的なのかどうなのか私には正直わかりません。

なのでこれからお話することは私の主観であり、独り言としてお聞きください。

!議題!

※再開発をした方が良いと思うけど問題だらけで

                 皆さんどう思いますか??※

以下懸念点と主観

【①そもそも再開発を計画するにあたり住民からの同意が得られない】

 これは大きな問題だと思います。

 現在お住いになっている人に事前にお話しして将来的に再開発したいので、

 土地をなんちゃらかんちゃらして手放してください、と言っても大体の人は手放しません

 昔から守ってきた土地である、財産であると言う思いが強いためでしょう。

 一例ではありますが、数年前に中央通りの再開発案が凍結したのはこのためでした。

【②コストも膨大であるのと携わる施工者の不足が懸念される】

 コストについては条件さえそろえば補助金が出るようです。

 にしてもそれは行政の介入があってのことで条件的にはかなりの厳しいものになるでしょ 

 う【景観】【雨水排水】【ライフライン】【産廃】【緑地化】

 パッと思いつくだけでこんな感じです。

 最近じゃ無電線化なんて言っているし、電線の埋設なんてのも出てきそうですね。

 それに伴って光ケーブルの設置とかもありそうですね。

 雨水排水計画についても、近年の指針に基づいて計画していけば地下貯留、または貯留池  

 の設置などゲリラを見越した膨大なものになると予想できます。

 それにともなって景観、緑地を検討、、、計画力、技術力もこの昨今の人員不足のなかで 

 解決できるのかどうか、、、、。

【③そもそもの人口の過疎と高齢化による移住できない問題】

 40代以下の人口が減り続ける中心都市部にしろ過疎地にしろ再開発をするメリットが

 あるのかどうかという根本的な話もあるようです。

 仮に再開発をした土地に移り住むのかどうするのか、、、高齢者の人たちはまず難しいと

 思われているようです。

 また、この物価高騰状態の続く最近の状態が続くのであれば、施工費の高騰により、 

 不動産価値まで高くなり、誰も購入できない土地が出来上がってしまう可能性すらあり

 ます。


!総評! 

※問題が多いけどやるべきではあると思う※

なんか諸々考えていると不動産事業が負動産事業になる未来が大きくて色々な意味で怖いです。

省エネ、省力化、低コストを謳う昨今ですが低コストだけがマジで難題であると思ってます。

日本の建設技術は世界でもトップクラスと言われてますが、

その代償はやはり高いコストになってしまうことだと思ってます。

ただこれは初期投資の面での話であって永続的な観点で考えると私が死ぬ頃には省エネや省力化の良い結果が出るでしょう。

だから子々孫々のためを思えば再開発をするべきなんですよね、、、、

かと言って私自身にそういった事業を動かす力も労力もないということで情けない話です。

私がお付き合いさせていただいている某建設会社さんの作る家はそういった省エネ、省力化

に特化したつくりの住宅をご自分で設計して商標登録までされています。

こんな感じで土木屋としてやれないかと苦心してはいるのですが現実的に難しいもんです。


古き良き街並みが好きとかいろいろな意見があるのですが、正直それはそれと思います。

古けりゃ良いと言う訳じゃないじゃないですか、、、

古い崩れそうな空き家、誰も入らない雑居ビル、今にも崩れそうな水路、陥没だらけで継ぎはぎだらけの道路、いまだに鉛管の水道、不確定のや未登記の土地、、、、etx

先人たちのやらかした工事をキレイで素晴らしいものにして将来に繋げたいもんです。

土木屋をやってるとね、市の緊急工事で先人達の闇をいっぱい見てしまうのです。

??なんこれ?? ってやつを。

時代は令和そして新工法や技術は令和、だけど仕事は昭和から進化しません。。。。

まずいっすよマジで。

何がネックなのでしょうこの状況、、、、

いろんな人が、コロナだ戦争だ災害だとかいろいろ言ってますが、なんか原因があるんですよねきっと。

色々転換期なんだと思います。

具体的に言えなくてもどかしい話ではあるのですが、まあ土木的な観点でいうと全国の構造物が寿命ですよって話です。

きっとこれに集約されるんだよな。

だけど先ほどから話している【動けない、やれない、難しい】状態。

こんなこと言ってて無責任ではあるんですが、それを解決する力が私個人にも会社にもありません。。。

ただ祈るしかできないこの気持ち、、、、(合掌)

これ以上は解決できない意味のないお話です。まったくもって独り言でした、、、


さて話は冒頭へ戻ります。

写真のこの分譲地は開発工事ではないのですが、しっかりと配慮された設計になってます。


雨水浸透桝の配置、境界のしっかりとした検討、役所との協議による道路拡幅、と最低限のことはやれたと自負しています。

地域にやさしく、環境にも配慮し、住みやすい造成を目指してやっているつもりです。

民間の分譲工事だから、そこまでしなくていいなんて時代はとうの昔に終わっているのです。

キレイに仕上げるのは当たり前の世の中ですが、

一つこのように環境や、状況にも目を向けていただきたいと言う思いです。


将来の日本が素晴らしい国であるように願っております。





 



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