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㊺新工法??日本初!?な工事!!

お世話になっております。

ブチョ-の峯村です。


思えば例年にないくらい暑いと言われた夏に始まったお話です。

これはブチョーが苦悩した末編み出した新工法のお話であーる(笑)


それは6月末くらいにお電話を頂いたことから始まりました。

以前外構等を施工させていただいたY氏から電話がかかってきて、

知り合いが土留めが必要とのことで相談があると一報を受けたのが始まりでした。


いざ立ち合いさせていただくと、それは川沿いの古い民家で、当時に土手を盛土する前に建てたのかどうかさだかではありませんが、地下室?と言うか高床式住居のような造りになっており、2.5m程度の地下室がある状態の住宅でした。

おまけに、隣接地との隙間は30㎝あるかないかの状況です。

頭を抱える案件でした。

↓取壊し後の写真


これは民家を取り壊した後の写真になりますが、

重機の近くにブロック積が見えるかと思いますが、これがお隣さんの倉庫になります。

境界からの隙間は隣の建物と30㎝あるかどうか、、、、

さてどうやって境界に土留めをやればよいのやら、、、、

お客様は境界上に土留めを作ってほしいとのご希望です。


1案として製品土留めを施工する(出来上がった土留めを設置する方法)

2案はスプリットンブロックを施工する(山の中にある斜めに作成するブロック積擁壁)


1案は3.0m近くの高さの製品をこの狭小地に運び込むことができないし、前面道路は交通量が多く狭いため規制もできない。とどめは30㎝ない隙間で3.0m下の埋め戻しは不可能と言うことでボツ


2案は背面に5分という勾配で斜めに積むため1.5m程度上部が後退してしまい、2.5mの高さで1.5m以上の隙間ができてしまうため危険、、、、、現実的な工法ではあるがフェンスが必要で、さらに何か物を落とした際どうやって拾いに行くのか、そもそもいくらフェンスがあったからと言ってこの高さは色々危険と言うことでボツ、、、。


さてどうした物か、、、、


型枠をやる隙間が無いんだよなぁ、、、

型枠か、、、ばらさないで済む方法ないかなぁ、、、、ぶつぶつ

終業後一週間夜な夜ないろんな資料を漁る日々、、、

そんなある日でした。

コンクリート製品専門のアーマンの営業さんが来社されました。

この時は確か、違う件で話があってきたと思います。


俺「ねぇ、こんな物件あるんだけどさなんか残存型枠とかある??」

アーマン「一応、こんなんありますよ、、、」

と言って見せてくれたのはダムなどに使う残存型枠でした。

(※残存型枠とは型枠自体がコンクリ同等でできており、設置したらそのままばらさないで良いもの。)

俺「あぁ、これね、、、いや、、、ありだな。仕様書と施工手順書とカタログちょーだい!!」

それからはアーマンさんとどうやって施工するかの協議が始まりました。

そもそもダムで使用する方法とは異なる方法の施工方法になってしまい、できるのかどうなのかが課題になりました。


あーだこ-だ考え、そしてこれまでの技術屋の感が頭の中で叫びました。


『これなら!行ける!!』


やり方は企業秘密(笑)ですが、それまでのアーマンさんの技術指針ではNoと言われた方法でした。

材出しも保証できませんって言われちゃいました(笑)

(失敗してたら、今頃俺はデスクの片付けをしていることでしょうw)


↓見せられる経過写真


支持地耐力が得られなかったため柱状改良を行っている写真。

現況から2.5mも改良してます。

目玉飛び出る金額、、、、







残存型枠はグレーのパネルになります。

鋼材を使用し溶接で固定しています。


土木屋さんでしたらわかるかと思いますが、もたれ擁壁の型枠を作成するのと同じ要領を応用してます。





次に裏枠はコンパネ枠で作成し支保工にて完全に固定










一回目の打設完了!! 一目見て密にコンクリートの打設ができているのがわかります。

表面ピッカピカ

これは板状の水酸化カルシウムが密に重なることで黒光します。

脱型直後にしか見れない嬉しい光景です。

時間の経過とともに渇き等で変質し炭酸カルシウムになって行き、白くなって行

                      きます。



そして出来上がり!!!!

感動!!!!!

大成功です!!









見てくださいこの境界の隙間、、、

上の屋根との隙間なんて15㎝切るくらいでした。









さて、ここで悲しいお知らせです。

この立派な土留め、全て埋まってしまいます。


これから12月いっぱいの期間を頂き埋め戻していきます。

せっかくの物ですが埋まって見えなくなっちゃうのはちょっと寂しいですね、、、


お施主さんには常日頃より、

「峯村さんを信じて任せるのみです」

と全て任せていただけました。


6月に案件のご相談。

7月に設計を開始し、アーマンさんと協議し、管理屋に土質調査依頼。


私が構造計算を行い、設計士の先生に最終判断をしてもらい工作物の確認申請をしました。

これが9月末、このころに民家の解体工事が完了。


同時にちゃんと施工できるか再度測量と設計、、、、


10月上旬に申請が許可となりました。


着工が10月半ば、柱状改良からはじまり、私自ら新工法のため現場陣頭指揮をとりました。


1日中現場にいて率先して工事に携わるのは1年に数回です。

なまった体に鞭を打ち、しかし技術は体が覚えているもんでやれちゃうんですねーww


最初は職方もやり方に難色を示すも、終わるころには慣れたもので、順調そのもの、

最後は晴れやかな顔で完成を喜びました。


命名【M工法】(笑)

おそらく日本初の工事方法です。

名前はマルワ信濃土建のMでも峯村のMでも良いように【M工法】と名付けました。


新工法を立案、設計、施工なんてなかなかできない事です。

さすがに工法は新工法ですが、ダム用の製品を使ったので何とも言えませんが、

この工事でこうやったら良いのにとか、この製品をこう改良すればもっとM工法が楽だなとか色々思いました。


アーマンさん案件お待ちしてますよ(笑)


さて、最後になりますがお施主さんのI様、この度は弊社へのご相談ありがとうございました。 

この度は、新工法へのチャレンジを許していただけたことと、通常よりかかってしまう予算へのご理解本当に御礼申し上げます。

何よりまだまだ若造の私の言葉と思いをご理解していただき、任せていただけたことに御礼申し上げます。


この成功は弊社にとって大きな実績となりました。

私自身の土木工事人生の大きなイベントとなりました。


一部の人しか知らない工事ではございますが、素晴らしい工事ができましたね(^^)

近隣の皆様も毎日誰かは見学に来てました。なんかすごいことしてるねってみんなにいわれましたよww


いやー思いで深い工事になりました。


これからも勉強し、さらなる高見を目指していきたいです。


最後に協力していただいた皆様に大きな感謝を申し上げます。

ありがとうございました!!!!!!


おわり


 


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