お世話様でございます!峯村です。
本年は、雪が普通に多くて除雪の業務が多くなかなか通常業務のネタが出てきません(笑)
少し前の工事になってしまうのですがご紹介していきたいと思います。
【低予算の駐車場コンクリート工事】
車両のタイヤが乗る部分のみコンクリートを打設し、材料コストと掘削時の発生土処分のコストを抑えた工法です。
本来の考え方としては、この駐車場は、縦列2台置きなので最小幅員2.5×延長11.0m必要になりますので最低でも25㎡から30㎡の駐車場スペースが必要になります。
(ちなみに車両1台分は普通車で2.5m×5.5mで見ると確実です。)
今回はタイヤ部分に1.0×1.0(m)=1.0㎡
を8か所施工したので、8㎡分のコンクリートで済みます。
施工範囲を約70~75%縮小できます。
正直に言うと、見栄えがこのように微妙になってはしまいます。。。。
それでも、大幅なコスト削減の利点の他に水勾配を気にしなくても良いという利点もあり、敷地内の高さがうまく行かない駐車場にもこの工法はぴったりです。
ただ、なんというかシンプル過ぎ。。。
。。。そこで一工夫!!
【一二三石をやってみた!!】
コンクリートを打設時に石を写真のように、1個、2個、3個の組み合わせで埋め込んでみました。(シミのようなものは雨が当たってしまっただけです。撮影日にたまたま降っただけです。)
この工法の発祥や由来は知らないのですが、古くからの左官の工法で一二三石(ひふみいし)と呼ばれているやり方です。
最近、洗い出しや一二三 等の工事が多くて面白いです。
シンプル過ぎるので遠くから見ると低予算駐車場に見えてしまいますが、
近くで見ると、「あ!!おしゃれな事してるんだね!」
と思える仕上がりになりました。
最初はステンシルで着色はどうですか?とか色々話しましたが、
あくまでも低予算!
と言うことでこのように工夫してみました。
今回は大きめの石を使用していますが、
もう少し予算がいただけるようでしたら、細かい黒っぽい石を使用してよくある和風の仕上もできたかと思います。
それでも、工夫してお客さんにも納得して頂けて良かったです。
近年ではこのような工事が少なくなっております。
洋風建築が多くなって和風の外構工事が合わないのと、
左官の文化が少なくなっているからだと思います。
モダン(?)としてこう言った和のテイストを大切に工事に組み込んでいます。
「近代に和を強調する」のではなく、「和と近代の協調する施工」を目指していきたいです。(難題)
おわり!
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