お世話になっております。
部長の峯村です。
久しぶりにブログを更新させていただいております。
タイトルの通り、プロの人達がやる仕事は時に「ゑ??なんでこんなことするの??」
って見えてしまう事があります。
そんな一例の仕事を一つご紹介いたします。
◎某建築現場の土間コンクリート工事◎
これなんだと思います??
一見、ゴミにすら見えてしまいますね。
次の画像をまずは見てください。
これでもちょっと分かりずらいですね、
謎の型枠の周り一帯をコンクリート打設した状態です。
次の竣工写真をご覧ください。
実は柱が建つ場所を凹ませるための型枠だったんです。
この凹みにステンレスの柱脚金物をセットして、周辺をモルタルで仕上げる施工のための型枠でした。
さて、最初の写真を見て何人の人がこのような竣工を想像できたでしょうか??
これは土木屋としてすごい技術が使われておりますので紹介しました。
① 空中の正確な位置に型枠を施工しなければいけない
② 水勾配を考慮して高さを検討しなければいけない
③ 実施する型枠の固定をどうしていくか検討しなければいけない
④ バラシのできる型枠でなくてはいけない
この4種類の課題を弊社職員は見事クリアしました!!
まず大まかな場所に固定土台用のコンクリートを打ち、鉄筋を打ち込み、型枠を鉄筋に溶接で固定すると言う、何工程もの手間がかかっています。
位置出しも常に機械と実測により確認し、
型枠も簡単にばらせるように発砲スチロールをなんとか固定しました。
空中に位置を出すとか神業過ぎです。
竣工だけを見るとすっきり収まっておりますが、
工程を覗くと職人の努力が見て取れます。
これをこうやれと言ったのは私なのですが、
心配で確認しに行きました。
ですが杞憂でした。
完璧!!100点の型枠で感動しました!!(見た目は謎ですが 笑)
こういったものは施工を指示するのが難しいのです。
ですがしっかり伝わって再現してくれると、うれしくなるものです。
大したものではないのですが、これをやれる人って限られてきます。
弊社職員でも施工を全部できる人は私含めて3人だけですね。
溶接だけ、位置出しだけ、型枠だけって人が大半です。
実際、これを施工しているとき施主さんに何しているか聞かれました。
「そんなに手間かかるんですね!?」と感心していました。
◎某造成工事の型枠状況◎
さて、次にご紹介するのは某造成工事の型枠工事です。
うーん普通!!(笑)
なぜこんな普通の型枠を紹介しているかと言うと、
現在、やり手が減少してきているからです。
知ってます??
大型建築物(RC造)って型枠工できる人が長野に居なくて、ほとんど県外の人たちがやってくれているんです。
確かサンマリンとかの外構もそうなんじゃなかったかな、、、(違ったらすみません)
最近じゃ須坂交番の新築もRC造りですが新潟の職方さんが来たみたいです。
他にアパートやビルとかみんな県外の人達らしいです、、、
正直私も大型で複雑なRC構造物の型枠はできません。
道路などの只々大きいやつはできるんですがね(笑)
ですが、写真で紹介したような、通常の一般的な土留の型枠すらなかなか難しい世の中になってきています。
10年後が正直怖いです。
やり手いるんだろうか、、、、、、。
頑張って後進の育成に力を入れていきたいところです。
。。。さてさて、久しぶりのブログでしたが、
しまりがなくてすみません!
また随時更新していきますので、またお立ち寄りください。
おわり
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